ursus.xi普段はフランスのワインばかり飲んでいる気のおけない友人との食事
鍋を囲みながら、日本ワインの現在地点について語り合う
そんな時に開けたいワインの一つです。
オチガビワイナリーのピノ・ノワールの紹介です。
オチガビワイナリー


オチガビワイナリーは、醸造家の落 希一郎氏が設立した北海道余市のワイナリーです。
落氏は、20代半ばで西ドイツの国立ワイン学校で学び、ウイーンの旧ハプスブルク家醸造者で研修されました。
その後、40のヨーロッパ系ワイン用ブドウ品種を北海道の浦臼町で育て、その後は長野県、新潟県を経て、2012年に近年の温暖化に対処しつつ北海道を真のワインブランドにすべく余市に転進、今に至っています。
こちらのワイナリーは、ブドウを自社畑で収穫し、自社醸造をする本格的なワイン造りを信念としています。
写真のとおり、とても美しいところにあります。
また、なんと再生可能エネルギー活用型宿泊棟の開発を目指し温泉掘削を開始しています。


いつかワイナリーツアーに行きたい。
ワインの基本情報
| 生産者 | Occi Gabi Winery オチガビワイナリー |
| 産地 | 日本>北海道>余市 |
| 地理的表示 | GI北海道 |
| ブドウ品種 | ピノ・ノワール 100% |
| ヴィンテージ | 2021年 |
| アルコール度数 | 12.5% |
| タイプ/テイスト | 赤/辛口 |
| 参考価格 | 6,600円前後 |
テイスティング
色調は淡いラズベリーレッド。むしろ濃い目のロゼと言ったほうが良いかも。
クリアで輝きがあり、ずっと見入っていたくなる。
縁は若干オレンジがかっている。


フレッシュな黒系ベリーの香り、そしてほんの少しスパイシーな香りが加わる。
12ヶ月間の樽熟成を経ているが、新樽を使用しているためか樽のニュアンスは感じ取れない。
アタックは弱めで爽やかな酸味のあと、果実味が広がる。
タンニンは滑らかで柔らかい。
高い次元でバランスがとれたワイン。
湯豆腐のポン酢にとても合った。
日本ワインは総じてコストパフォーマンスが悪いという印象は否めないが、
こんなに品質の高いワイナリーは応援したくなる。
総合評価
購入できるところ
私は千歳空港のワインショップで購入しました。
楽天でも購入可能です。
余市町のふるさと納税でも購入できます。






